FXトレードで利益を出しているトレーダーは節税目的で法人口座も作ると思いますので、日本人にも人気のXMTrading(通称XM)で法人口座を作りたいと思った方は多いでしょう。
この記事では、XMTradingの法人口座の開設可否や、他の海外FX業者での法人口座の取り扱い、そのメリットやデメリットについて詳しく解説しています。
結論:XMTradingの法人口座は開設できない
私はFXとビジネスの二足のわらじで生計を立てています。
法人を所有しておりますので、そちらのお金をFXに使ったりできますし、逆に言うと法人があるぶん、FXでも法人口座と個人口座の両方を作ることができます。
海外業者の口座開設のキャッシュバックボーナスを二重に受け取れますから、これはけっこう美味しいです。
XMTradingでは口座開設するだけで15,000円のボーナスが受け取れるので、XMTradingでも法人口座が作れる方法はないかと情報収集しました。
ただ残念ながら、XMTradingでは法人口座を作ることはできないというのが結論です。
XMTradingは多くの日本人トレーダーに利用されているFX業者の一つですが、法人口座の提供は行っていません。
現在、当社では法人口座を提供しておりません。
引用:https://www.xmtrading.com/jp/help-center/trading_accounts/faq-do-you-offer-corporate-accounts
上記XMTrading公式サイトでも確認できる情報で、「なんで法人口座が作れないの!?」と私を含めて多くのFXトレーダーが疑問に思うポイントの一つでしょう。
しかし、その背後にはXMTrading独自の方針やビジネスモデルが存在します。
なぜXMTradingでは法人口座を開設できないのか?
XMTradingが法人口座を提供しない背景には、規制やリスク管理の観点が考えられます。
マネーロンダリング対策などの規制強化により、法人口座の開設を中止しているという事です。
理由になっているようで、なっていないと感じるのは私だけ?
まあとにかく残念の一言ですが、海外FX業者としてのポジションや、顧客の安全を第一に考える姿勢から、個人トレーダーに特化している可能性が高いです。
XMTrading個人口座を「法人用」として運用する方法
XMTradingでは法人口座が提供されていないわけなので、個人口座を法人用として運用する方法が考えられます。
個人でXMTradingのスタンダード口座やKIWAMI極口座を開設し、トレードで利益が出たらとりあえず個人口座に出金し、出金したお金を法人口座に移動させるという方法です。
まあ面倒ですが、法人のお金を使ってXMTradingで取引したいならこうするしかありません。
ただしFX取引の個人口座を法人として利用する場合、税金の取り扱いには注意が必要でしょう。
まず、XMTradingを利用したFX取引で出た利益は法人税の対象となります。個人としての所得税とは異なる税率が適用されるため、適切な申告が必要です。
また、取引の損失は繰越控除が可能ですが、その期間や条件に制限があるため、決算の際には詳細な確認が求められます。MT4の履歴やXMTradingの管理画面から取得できる履歴は保存しておくようにしましょう。
取引で損失があれば法人としての経費で計上できますが、その際の書類の保管や、経費の内容についての明確な記録が必要となります。
「法人口座に入れたこのお金はFXで出た利益で、個人口座で代用してやっていたものです」と税理士先生に伝えるだけなので楽です♪
FXで法人口座を持つメリットは?
FXトレードをするにあたり、法人口座を持つことのメリットとデメリットを理解することで、トレードの戦略をより洗練させることができます。
法人口座は税制上のメリットがある
法人口座を持つことで得られる最大のメリットは、税制上の利点です。
口座が、というよりは法人を持つことにメリットがあるわけですね。
特に、取引の利益に対する課税が個人とは異なるため、効率的な資金運用が期待できます。
しかし、そのためには適切な会計処理や税務申告が必要となります。
私は面倒なので、会計処理は税理士先生にすべてお任せしています。
個人トレーダーの方も、面倒な確定申告などは専門家の税理士先生に任せて、トレードに集中した方が良いでしょう。
今はもう税理士先生達も価格競争の波にのまれているので、依頼費用もそんなに高くありません。
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FXトレーダーが法人化する際の基準と注意点
個人のFXトレーダーが法人化を検討する際には、その基準や注意点を把握することが重要です。
例えば、資本金の額や業務内容、取引の規模など、多くの要因が影響します。また、法人化に伴う会社設立コストや司法書士などへの手続きの手間も考慮する必要があります。
法人を設立するだけでも30万円ほどかかりますし、法人の実印などを揃える必要があります。
焦る必要はないので、トレードの年間利益で1000万円を超えるようになった段階で、法人化を検討すると良いでしょう。
XMTrading以外での法人口座開設可能なFX業者
XMTradingだけでなく、他の海外FX業者も多く存在します。その中で、法人口座を開設できる業者を知ることで、より多くの選択肢を持つことができます。
法人口座を開設する際の必要書類
法人口座を開設する際には、個人口座の開設とは違う書類提出が求められるでしょう。
例えば、履歴事項証明書や印鑑証明をはじめ、法人を登記している住所が実在するのかどうか、公的機関からの請求書や取引明細を求められます。
バーチャルオフィスなどで法人登記していると審査に通らないケースも多いので、その点は頭に入れておきましょう。
海外業者ではAxiory、FXGT、HFMarketsなどが法人口座を作れます
AxioryやFXGT、HFMarketsなど、多くの海外FX業者が法人口座の提供を行っています。これらの業者は、XMTradingとは異なる特色やサービスを持っているので、トレーダーのニーズに合わせて選択することができます。
国内業者ではLIONFXなどが法人口座を作れます
秒スキャをやるトレーダーはスプレッドの狭い国内業者を利用するでしょう。
国内業者ではLIONNFX(ヒロセ通商)などは法人口座を開設できます。
人気のDMMFXは法人で口座開設を申し込んでも、法人の時点でシステム検知で自動で弾かれて開設できません。
法人口座開設可能なFX業者選びのポイント
海外でも国内でもFX業者は一長一短あります。
XMTradingに限らず、FX業者を選ぶ際のポイントは、取引条件やサービスの内容、信頼性など多岐にわたります。
ですが特に重要なのは、その業者の規制やセキュリティ面での信頼性を確認する事でしょう。
近年ではGEMFOREXやFXfairなどが相次ぎ倒産、資金持ち逃げをしている関係で、海外FX業者選びは慎重に行う必要が出ていると言えます。
口座凍結だけならまだしも、預けたお金が引き出せないとか…もはや理解に苦しみますよね。
その点で言うと、現時点ではXMTradingは最も信頼できる海外FX業者だと言えます。
サポートのスピードも早いですし、日本人スタッフが丁寧にサポートしてくれます。
入金や出金の反映スピードが何よりも早いので、高額なお金を運用するトレーダーほどこれは大きな安心材料ですね。
個人口座を複数開設し、それを法人用として分けて利用しましょう。
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